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コラム

ぜひ使って欲しい【大和言葉】こころが整うやまとことば

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大和言葉(やまとことば)はご存知ですか?
漢語や外来語ではなく、日本独自の言葉で和語(わご)とも言います。
大和言葉は意識して使っていなくても、日常生活に溶け込んでいます。

今回は日本語が持つ奥深い魅力の一つ、「大和言葉(やまとことば)」を紹介します。
あなたの日々の暮らしを彩る美しい響きとほっこりする意味が詰まっていますよ。

この記事を読めば、すぐにでも大和言葉を使いたくなっちゃいますよ。

アイちゃん
Contents
  1. 大和言葉とは?:心に響く日本の言の葉
  2. 自然の息吹を感じる大和言葉
  3. 心模様を映し出す大和言葉
  4. 日常を彩る、奥ゆかしい大和言葉
  5. 時間の流れを感じる大和言葉
  6. 人とのつながり、思いやりの大和言葉
  7. 暮らしの中に宿る、素朴な大和言葉
  8. まとめ:大和言葉をもっとあなたの日常に

大和言葉とは?:心に響く日本の言の葉

エリカ

Yamato Kotoba?はじめて聞いた!

どんなことばが大和言葉なんでしょう。

千鶴

大和言葉は生活に溶け込んでいますから。
意識せずに使っていると思いますよ。

アイちゃん

大和言葉は漢字が伝わる前から使われていた「日本語のルーツ」

大和言葉(やまとことば)とは、もともと日本で独自に育まれてきた言葉です。
漢字が日本に伝わるずっと前から、私たちの祖先が使ってきた、まさに「日本語のルーツ」とも言えます。
私たちが普段使っている日本語は、大和言葉のほかに、漢字から来た「漢語(かんご)」や、英語などの外国語から来た「外来語(がいらいご)」が混じり合ってできています。

昔は音の響きだけで意味を伝える言葉が多かったようです。
だから、大和言葉には、音の響きやリズムに独特の美しさがあるんだよ。

アイちゃん

大和言葉は心情や情景を繊細に表現する「ひらがな」

大和言葉の大きな特徴は、その多くがひらがなで表現され、物事の雰囲気や人の感情、自然の様子を繊細に描き出すことにあります。
例えば「木漏れ日(こもれび)」や「微睡む(まどろむ)」のように、漢字を当てはめることはできます。
しかし、ひらがなで書くと、より柔らかく、情景が目に浮かぶような響きがありますよね。

エリカ

こもれび。まどろむ。

ひらがなで書くとやさしい印象になりますね。

千鶴

そうそう。大和言葉は、飾り気がなく素朴な感じですよね。
言葉に深い味わいや温かさがあるのが魅力なんだ。

アイちゃん

大和言葉は現代の私たちに「心のゆとり」をもたらす癒しの言葉

忙しい毎日を送る私たちにとって、大和言葉は心のゆとりや穏やかさを与えてくれる存在でもあります。
例えば、ふと空を見上げて「風花(かざはな)」が舞うのを目にしたり、静かに「佇む(たたずむ)」時間を持ったり。
そういった何気ない瞬間に、大和言葉を重ねてみると、日々の生活がより豊かに感じられるはずですよ。

「眠い」じゃなくて「微睡みたい」って表現すると優雅な感じがしません?

アイちゃん

なるほど。他にはどんな大和言葉があるんでしょう?

千鶴

良い質問!大和言葉をどんどん紹介していきますね!

アイちゃん
エリカ

Oh……。にほんご、また覚えること増える。

自然の息吹を感じる大和言葉

日本の豊かな自然や、季節の移ろいを繊細に表す大和言葉を紹介します。

どれも響きの綺麗な言葉ばかりですね。

千鶴

でしょ!日本の自然の豊かさを感じますよね。

アイちゃん

木漏れ日(こもれび)

意味

葉の隙間から差し込む日の光。

柔らかい光が目に浮かぶような大和言葉です。

凪(なぎ)

意味

風がやみ、波が穏やかになること。

一日の始まりは「朝凪(あさなぎ)」、終わりには「夕凪(ゆうなぎ)」として使われます。
自然が息をひそめるような、海の静寂が表現され、心が落ち着く情景が目に浮かびますね。

潮騒(しおさい)

意味

寄せては返す波の音。

単なる「波の音」と表現するのではなく、どこか郷愁を誘う、心に響く大和言葉です。

風花(かざはな)

意味

晴れた日に、風に舞ってちらちらと降る雪。

冬の晴れ間に、はらはらと舞い落ちるを指す言葉です。雪という単語を使わず表現されているのが粋ですね。

花笑み(はなえみ)

意味

花が咲くこと。また、花が咲くように、にこやかに微笑むこと。

花が咲きほころぶ様子を人の笑顔に重ね合わせた、日本の感性豊かな大和言葉です。

漣(さざなみ)

意味

小さく立つ波。また、それが立てる音。

穏やかな水面に、そっと広がる小さな波のこと。心の動揺が少ない様子にも使われることがあります。
漢字では「漣」以外に「細波」と書くこともあります。

心模様を映し出す大和言葉

人の感情や心の状態、繊細な心の動きを表す大和言葉を紹介します。

会ったばかりの頃のエリカは、はにかんでて可愛かったのにね。

アイちゃん
エリカ

エリカ、今もかわいい!

それだけ心を許しているってことですよ。

千鶴

佇む(たたずむ)

意味

その場に立ち止まる。しばらくじっと立っている。

ただ立ち止まるだけでなく、何かを深く考えたり、風景に見入ったりする際の、静かで思慮深い様子が伝わる大和言葉です。

微睡む(まどろむ)

意味

少しだけ眠る。うつらうつらする。

深い眠りではなく、心地よい午後の昼下がりや、ふとした瞬間の穏やかな休息を表す大和言葉です。

徒然(つれづれ)

意味

することもなく退屈な様子。また、その退屈を紛らわすこと。

「徒然草」で有名ですね。
ただ「暇」なだけではなく、空いた時間の中で何かを思ったり感じたりする、心の「余白」が感じられる大和言葉です。

含羞む(はにかむ)

意味

恥ずかしがって、もじもじする様子。

照れる仕草は、日本人の奥ゆかしさや謙虚さを感じさせる、愛らしい大和言葉です。

愛おしい(いとおしい)

意味

かわいらしくて、手放しがたいほど好きな様子。

対象を深く慈しみ、大切に思う気持ちを表す大和言葉です。

心許ない(こころもとない)

意味

頼りなく不安である。

何かをするときに、自信がなかったり、支えがなくて心細い気持ちを表す大和言葉です。

日常を彩る、奥ゆかしい大和言葉

普段の会話や行動に、さりげなく深みと美しさを加えてくれる大和言葉を紹介します。

エリカ

エリカはおくゆかしい?

うん。アイちゃんもおくゆかしい。

アイちゃん
エリカ

No way! アイちゃんはおくゆかしくない。

じゃあ、エリカもおくゆかしくない。

アイちゃん

はいはい。どちらも奥床しいとは無縁です。

千鶴

粋(いき)

意味

人情の機微に通じ、洗練されていて、さっぱりしていること。また、飾り気がなく、洒落ていること。

派手さはないけれど、内側に秘めた美意識や心意気が感じられる、日本独特の美学を表す大和言葉です。

お手柔らかに(おてやわらかに)

意味

手加減してほしい、寛大に扱ってほしいという願い。

相手に何かを頼む際や、競争相手に対して使うことで、柔らかで謙虚な印象を与える大和言葉です。

心待ちにする(こころまちにする)

意味

期待して待つ。

ただ「待つ」だけでなく、その出来事を心から楽しみにしている気持ちが伝わる大和言葉です。

畏まりました(かしこまりました)

意味

承知いたしました、了解しました。

目上の人に対して、敬意を持って「分かりました」と伝えるときに使う、非常に丁寧な印象を与えます。
恐れ多いと感じているという意味の大和言葉「畏む(かしこむ)」が由来です。

恙無く(つつがなく)

意味

何事もなく、無事に。

物事が順調に進むことや、健康で平穏な状態を表す大和言葉です。

床しい・懐しい(ゆかしい)

意味

心が惹かれる。上品で風情がある。

直接的な美しさだけでなく、その背景にある趣や品格に心が惹かれるときに使う大和言葉です。
「ゆかしい」は人以外の物事や情景に対して幅広く使え、「奥ゆかしい」は人に対して使います。
また、懐かしく感じるという「懐しい」も当て字として使われます。

時間の流れを感じる大和言葉

私たちの周りを巡る時間や、季節の移ろいを表現する大和言葉を紹介します。

あけぼのは有名ですね。

千鶴

「春はあけぼの」でしょ。枕草子ですね。

アイちゃん
エリカ

まくらのそうし。学校でならった!

移ろい(うつろい)

意味

移り変わること。特に自然の移ろいや心の変化に使う。

季節の移り変わりや、人の心境の変化など、時間の流れと共に変化していく様子を表現する大和言葉です。

朧(おぼろ)

意味

物事がはっきりせず、ぼんやりしている様子

春の夜に霞んで見える月のように、曖昧で幻想的な様子を表す大和言葉です。
朧月夜が良く使われます。

密やか(ひそやか)

意味

人に知られないように静かにしている様子。

誰にも気づかれないように、こっそりと、静かに物事が進む様子を表す大和言葉です。

片時(かたとき)

意味

わずかな時間、一瞬。

ほんの短い時間、刹那の瞬間を指す大和言葉です。

黄昏(たそがれ)

意味

薄暗くなる夕暮れ時。

日没後の、空がまだ完全に暗くならない、少し寂しさも感じる時間帯を指す言葉です。

曙(あけぼの)

意味

ほのぼのと夜が明ける頃。

夜明け前、空が徐々に明るくなり始める、清々しくも神秘的な時間帯を指す大和言葉です。

人とのつながり、思いやりの大和言葉

人間関係やコミュニケーションにおいて、温かさや配慮を示す大和言葉を紹介します。

エリカ

アイちゃん!エリカ、勉強がんばってる!いたわって!

はいはい。えらいえらい。

アイちゃん

それは「いたわる」ではなく「あしらう」ですね。

千鶴

懇ろ(ねんごろ)

意味

心を込めて丁寧である様子。親しい関係にも使う。

相手に対して、心からの誠意を持って丁寧に対応する様子や、親身になって接する様子を表す大和言葉です。

阿る(おもねる)

意味

相手の機嫌を取るために、へつらう様子。

相手の気に入られようとして、媚びへつらったり、不自然に調子を合わせたりする様子を表す大和言葉です。

心許り(こころばかり)

意味

ほんの気持ちばかり、ささやかながら。

相手に何かを贈ったり、手助けをしたりする際に、謙遜して「大したものではないけれど」という気持ちを込めて使う大和言葉です。

お見舞う(おみまう)

意味

病気や災害などで苦しんでいる人などを訪ね、安否を尋ねたり、労わったりすること。

相手の身を案じ、思いやる気持ちが込められた大和言葉です。

労わる(いたわる)

意味

弱っている人などを大切に扱う。労をねぎらう。

相手の労苦を理解し、その身を案じて大切に接する気持ちを表す言葉です。

遇らう(あしらう)

意味

相手に応じて適切に対処する。また、軽く相手にする。

相手の態度や言動に合わせて、うまく対応するという意味ですが、時には軽く受け流すという意味合いで使われることもあります。

暮らしの中に宿る、素朴な大和言葉

私たちの日常生活の中に息づく、飾り気のない、しかし温かみのある大和言葉を紹介します。

たおやかって女偏に弱いって書くのに、意味は真逆なんですね。

千鶴

「弱」は弱いではなく、「美しくしなる弓」を意味してるらしいですよ。

アイちゃん
エリカ

日本語、むつかしい。

室礼(しつらい)

意味

部屋などの趣向を凝らした飾り付けや設え。

単なる「飾り」ではなく、空間全体に込められた趣や心遣いを表す大和言葉です。

綻びる(ほころびる)

意味

縫い目などがほどける。また、顔などが緩む様子。

本来は縫い目がほどけることですが、表情が柔らかくなったり、笑顔になったりする様子にも使われます。

揺蕩う(たゆたう)

意味

ゆらゆらと漂う、定まらない様子。

水面に浮かぶものがゆらめいたり、気持ちが揺れ動いたりする様子を表現する大和言葉です。

嫋やか(たおやか)

意味

しなやかで優美な様子。女性の姿や性質を形容するのに使うことが多い。

強くしなやかで、かつ優雅な美しさを表す大和言葉です。

細やか(こまやか)

意味

繊細でで、きめ細かな心遣いや様子。

細部にまで気を配り、丁寧に行動する様子や、親しい間柄での心の通い合いを表す大和言葉です。

麗しい(うるわしい)

意味

美しい、立派である。

単に見た目が美しいだけでなく、品格があり、心に響くような美しさや、素晴らしい状態を指す大和言葉です。

まとめ:大和言葉をもっとあなたの日常に

今回は、日常に隠された大和言葉を紹介しました。
耳にしたことのある言葉も多かったのではないでしょうか。
日本の自然の美しさ、心の奥底にある感情、人との温かい繋がり、そして日々の暮らしの中に息づく小さな幸せ。
これらすべてを、大和言葉は優しく、そして奥ゆかしく表現しています。

言葉には、私たちが思っている以上の大きな力が宿っています。
これらの美しい大和言葉を日常に取り入れ、心穏やかに過ごせますように。

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