言葉には、私たちの心を揺さぶり、考え方を深め、日々の生活を豊かにする不思議な力があります。
特に日本のことわざは、長い歴史の中で多くの人の経験や知恵が凝縮された、まさに言葉の宝石のような存在です。
今回は知っておきたい日本のことわざを紹介します。
ことわざはきっとあなたの人生に新たな光を灯してくれるでしょう。

エリカ!ことわざいっぱい覚えたヨ!
『ことわざ』人生の知恵や教訓
人生は山あり谷あり。
あなたに冷静な判断力と、前に進むためのヒントをくれることわざを紹介します。
千鶴さん、何か迷った時に思い出すことわざってある?

そうですね……。私は「急がば回れ」でしょうか。


Hmm… エリカは石の上にも三年! 日本語の勉強は難しいけどガンバル!
塵も積もれば山となる(ちりもつもればやまとなる)
意味
どんなに小さなものでも、少しずつ積み重ねていけば、やがて大きなものになる。
地道な努力や小さな節約も、継続することで大きな成果や財産に繋がります。
急がば回れ(いそがばまわれ)
意味
急いでいる時ほど、危険を避け確実な方法をとるのが、結局は早い近道となる。
焦って無理な手段を選ぶよりも、遠回りでも着実な方法を選ぶ方が、結果的に成功する確率が高いことを示しています。
石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)
意味
どんなに辛いことでも、辛抱強く続ければ、必ず成功する時が来る。
冷たい石の上に三年座り続ければ温まるように、忍耐強く努力することの重要性を教えてくれます。
虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)
意味
危険な場所に行かなければ、大きな成功や成果は得られない。
危険を恐れずに挑戦することの大切さ、リスクを伴うからこそ得られる大きな報酬があります。
可愛い子には旅をさせよ(かわいいこにはたびをさせよ)
意味
子供が可愛いなら、苦労をさせて世の中の厳しさを経験させ、たくましく成長させるべきである。
親心から子供を甘やかすだけでなく、自立を促すために困難な経験をさせることが重要です。
『ことわざ』努力・成長の力
私たちは誰もが、なりたい自分や叶えたい夢を持っています。
それらを実現するためには、たゆまぬ努力と、失敗を恐れない姿勢が不可欠です。
ことわざは、あなたの努力を肯定し、さらなる成長へと導く力強いメッセージを与えてくれるでしょう。
ことわざに「頑張れ!」って言われてるみたいで、元気が出るでしょ。

そうですね。エリカちゃんが好きなことわざはあるかしら?


うん! 日本語を覚えるのは大変だけど、「継続は力」なり! I believe it!
継続は力なり(けいぞくはちからなり)
意味
何事も、途中で諦めずに続けていれば、それがやがて力となり、成功に繋がる。
小さな努力でも積み重ねることで、大きな成果を生み出すという、粘り強さの大切さを示しています。
習うより慣れろ(ならうよりなれろ)
意味
理屈や知識で学ぶよりも、実際に何度も経験し、実践することで身につく。
頭で理解するだけでなく、体を動かし、繰り返し経験することが重要性です。
案ずるより産むが易し(あんずるよりうむがやすし)
意味
心配するよりも、実際に行動してみると案外たやすい。
物事を始める前はあれこれ悩みがちですが、行動に移してみると意外と簡単に解決することもあります。
百聞は一見に如かず(ひゃくぶんはいっけんにしかず)
意味
何度も聞いたり、話を聞いたりするよりも、一度自分の目で直接見る方が確かでよく理解できる。
どんなに詳しく説明を聞くよりも、実際に体験することの方が価値が高いことを示しています。
七転び八起き(ななころびやおき)
意味
何度失敗しても、そのたびに立ち上がって努力すること。
困難にくじけず、粘り強く再挑戦し続ける精神力を示しています。
『ことわざ』心のあり方・精神
私たちの心は、日々の出来事によって感情で揺れ動きます。
ことわざは、そんな心のあり方を整え、穏やかな精神を保つためのヒントを与えてくれます。
どんな状況でも、前向きな気持ちで過ごすための知恵が詰まっています。

いつも笑顔でいると、良いことがあるってことわざ、ある? Like 'happiness invites good luck!
笑う門には福来るかな。

笑顔は周りの人も幸せにする魔法ですよね!

笑う門には福来る(わらうかどにはふくきたる)
意味
いつも笑顔でいれば、自然と幸福が訪れる。
明るく朗らかな態度でいることが、幸運を引き寄せるという前向きなメッセージが込められています。
負けるが勝ち(まけるがち)
意味
一時的に相手に譲ったり、損をしたりすることが、結局は勝利に繋がる。
目先の勝ち負けにこだわらず、長期的な視点で物事を捉えることが重要です。
心頭滅却すれば火もまた涼し(しんとうめっきゃくすればひもまたすずし)
意味
無心になれば、どんな苦痛も感じなくなる。
精神を集中し、私心を捨て去れば、苦痛や困難も乗り越えられるという精神力の強さを示しています。
泣く子と地頭には勝てぬ(なくことじとうにはかてぬ)
意味
道理の通じない相手や、権力を持つ者には、逆らっても無駄である。
相手が理不尽であっても、争うだけ損になる場合があります。諦めや現実的な対処法を示しています。
知らぬが仏(しらぬがほとけ)
意味
知らないでいる方が、余計な心配をせずにいられる。
事実を知ることでかえって苦しんだり、悩んだりするくらいなら、知らないままでいる方が幸せかもしれませんね。
『ことわざ』人間関係・コミュニケーション
私たちは一人では生きていけません。家族、友人、職場の仲間、そして偶然出会う人々。
たくさんの人との関わりの中で、あなたの人生は彩られていきます。
ことわざは人との繋がりを深め、より良い人間関係を築くためのヒントを与えてくれるでしょう。
エリカちゃん。お友だちは大切にしなきゃだめですよ。


うん!日本に来て、たくさんの友達ができた!
アイちゃんもお友だちかな?


Hmm…… Sometimes.
口は災いの元(くちはわざわいのもと)
意味
不注意な発言や余計な一言が、災いを招く原因となる。
言葉は使い方によっては、自分自身や他者に不幸をもたらすことがあります。慎重に選ぶようにしましょう。
言わぬが花(いわぬがはな)
意味
何でも言ってしまうより、言わない方が趣がある、または無用な争いを避ける。
全てを言葉にしないことで、相手に想像の余地を与えたり、波風を立てずに円満に過ごすことができます。
人の振り見て我が振り直せ(ひとのふりみてわがふりなおせ)
意味
他人の行動を見て、良い点や悪い点を学び、自分の行動を反省し改める。
他人の言動を客観的に観察することで、自分自身の改善点に気づくことを示しています。
三つ子の魂百まで(みつごのたましいひゃくまで)
意味
幼い頃からの性格や習慣は、年をとっても変わらない。
人の性質や習性は、幼少期に形成されます。それが生涯にわたって影響を及ぼすことを示しています。
憎まれっ子世にはばかる(にくまれっこよにはばかる)
意味
人に憎まれるような者が、かえって世間で幅を利かせ、成功すること。
嫌われるような人間が、図太く生き抜いて出世する皮肉な世の中を表現したことわざです。
旅は道連れ世は情け(たびはみちづれよはなさけ)
意味
旅は誰かと一緒に行くと心強いように、世の中にも人情が大切である。
人生という旅路において、人との繋がりや助け合い、思いやりがどれほど重要であるかを教えてくれます。
『ことわざ』行動・実践の大切さ
どんなに素晴らしいアイデアや計画があっても、行動に移さなければ何も始まりません。
ことわざは、考えるだけでなく、実際に手を動かし、試みる勇気を与えてくれます。
小さな一歩が、やがて大きな変化を生み出すことでしょう。
ただ考えるだけでなく、実際に行動に移すことの大切さを教えてくれますね。

エリカは最近何か挑戦してることはあるの?


Milkをたくさん飲んでる!
そうなんですね。でも、どうして牛乳を?


アイちゃんより背が高くなりたい!
善は急げ(ぜんはいそげ)
意味
良いことや、なすべきことは、ためらわずにすぐに実行すべきだ。
好機を逃さず、迅速に行動することの重要性を教えてくれます。
思い立ったが吉日(おもいたったがきちじつ)
意味
何かをしようと思い立ったら、その日が最も良い日であるとして、すぐに行動すべきだ。
決断したら、あれこれ考えずにすぐに行動に移すことも大切です。
蒔かぬ種は生えぬ(まかぬたねははえぬ)
意味
何も行動しなければ、それに見合った結果は得られない。
原因となる行為がなければ、結果は発生しません。因果応報の考え方に基づいていますね。
後の祭り(あとのまつり)
意味
時期を逃してしまい、手遅れであること。
祭りが終わってからでは、もう意味がないように、機会を失ってしまってはどうにもならない状況を示しています。
転ばぬ先の杖(ころばぬさきのつえ)
意味
失敗しないように、前もって用心すること。
事が起こる前に準備や対策をしておくことの重要性を教えてくれることわざです。
『ことわざ』知恵・知識の探求
知識は私たちに、物事を深く理解し、賢明な判断を下すための力を与えてくれます。
ことわざは、学ぶことの喜びや、真理を探求する姿勢、そして多様な視点から物事を捉える知恵を教えてくれるでしょう。
何か新しいことを学ぶ時ってワクワクするよね!


うん!たのしい!
三人寄れば文殊の知恵。これからも三人でお勉強しましょうね。

三人寄れば文殊の知恵(さんにんよればもんじゅのちえ)
意味
平凡な人でも、何人か集まって相談すれば、文殊菩薩のような優れた知恵が出る。
一人では解決できない問題も、皆で協力し合えば良い解決策が見つかるかもしれません。
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥(きくはいっときのはじ、きかぬはいっしょうのはじ)
意味
知らないことを質問するのは一時的に恥ずかしいかもしれないが、聞かずにいると一生後悔する。
謙虚に学び、知識を深めることの重要性を教えてくれることわざです。
論より証拠(ろんよりしょうこ)
意味
どんなに立派な議論や説明をするよりも、確かな証拠があることが重要だ。
理屈を並べるだけでは不十分です。客観的な事実や証拠に基づいて判断することが大切です。
石橋を叩いて渡る(いしばしをたたいてわたる)
意味
丈夫な石の橋でも、念のために叩いて安全を確かめてから渡るように、用心に用心を重ねて、物事を慎重に行うこと。
どんなに確実に見えることでも、細心の注意を払うことが重要です。
猿も木から落ちる(さるもきからおちる)
意味
どんなに得意な人でも、失敗することがある。
どんなに熟練した専門家でも、不注意や油断からミスを犯すことがあるという戒めです。
『ことわざ』才能・個性の発揮
私たちは、それぞれの個性や才能を持っています。
それらを最大限に活かすことは、自分自身の喜びにも繋がり、周りの人々にも良い影響を与えるでしょう。
ことわざは、自分の能力を磨き、適切に発揮することの知恵を教えてくれます。
人は誰でも何か一つは才能を持っているものよ。

芸は身を助ける。エリカも何か得意なことを見つけるんだよ。


出る杭は打たれる!能ある鷹は爪を隠す!
能ある鷹は爪を隠す(のうあるたかはつめをかくす)
意味
能力のある者は、それをむやみにひけらかさない。
本当に優れた人物は、自分の実力を軽々しく見せびらかさず、いざという時にその真価を発揮します。
出る杭は打たれる(でるくいはうたれる)
意味
能力や才能が秀でていたり、人より目立つと、ねたまれて妨害されたり、批判されたりする。
周囲から突出した存在になると、反感を買うことがあります。社会における人間関係の複雑さを示しています。
芸は身を助ける(げいはみをたすける)
意味
身につけた技芸や得意なことは、いざという時に自分自身を助け、生きていくための手段となる。
専門的な技術や技能を習得することが重要だと教えてくれます。
灯台下暗し(とうだいもとくらし)
意味
身近なことにはかえって気づきにくいということ。
解決策が案外近くにあるのに、遠くばかり探して見過ごしてしまう状況を示しています。
自分自身の隠れた才能に気づくことの難しさを示す際にも使えます。
餅は餅屋(もちはもちや)
意味
物事はその専門家が一番知っている。
才能は得意な分野で能力を発揮します。自分の専門性を磨き、それを活かすことが大切です。
『ことわざ』運命・巡り合わせ
人生は予測不可能な出来事の連続です。
幸運に恵まれることもあれば、不運に見舞われることもあります。
ことわざは、そんな運命の巡り合わせや、人生の波をどのように受け止めるべきかを教えてくれています。
人生というのは本当に何が起こるか分からないものです。

棚からぼた餅。ぼた餅よりお酒の方が良いなぁ。


じゃあ、ぼた餅はエリカがもらう!
人間万事塞翁が馬
意味
人生における幸不幸は予測できないもので、何が幸いし、何が災いするか分からない。
良いことが悪いことに、悪いことが良いことに転じることもあります。目先の出来事に一喜一憂すべきではありません。
棚からぼた餅(たなからぼたもち)
意味
思いがけない幸運が舞い込むこと。
何の苦労もなく、突然良いことが起こる様子を、棚から餅が落ちてくることに例えています。
泣き面に蜂(なきつらにはち)
意味
悪いことの上に、さらに悪いことが重なること。
困っている時に、さらに別の不幸が追い打ちをかけるような状況を示しています。
転んでもただでは起きぬ(ころんでもただでは起きぬ)
意味
失敗しても、そこから何かを学び、次につなげる。
困難や失敗をただの経験で終わらせず、必ずそこから教訓を得て、自分の成長に活かす粘り強さが大切です。
渡る世間に鬼はなし(わたるせけんにおにはなし)
意味
世の中には思いやりのある人が多く、それほど恐ろしいことはない。
困った時でも、必ず誰かが助けてくれます。世の中は苦しいことばかりではありません。
『ことわざ』自然・季節の移ろい
日本の美しい四季や、自然の営みは、私たちに多くのことを教えてくれます。
移ろいゆく季節の風景は、心を癒し、時の流れの尊さを感じさせてくれます。
自然の摂理や、気づきを得られることわざを紹介します。

さくらともみじ。きれいだネ~!
エリカにも日本の四季の良さがわかるんだね。

綺麗なものは全世界共通ですよ。

花より団子(はなよりだんご)
意味
見た目の美しさや風情よりも、実益や実質的な利益を選ぶこと。
見かけよりも、実際に役に立つことや、お腹を満たすことを優先させる現実的な考え方を示したことわざです。
冬来たりなば春遠からじ(ふゆきたりなばはるとおからじ)
意味
苦しい冬が来たのなら、楽しい春ももうすぐだ。
どんなに辛い状況も長くは続かず、やがて良い時期が訪れるという希望を込めたことわざです。
天災は忘れた頃にやってくる(てんさいはわすれたころにやってくる)
意味
災害は、人々が油断し、その恐ろしさを忘れた頃に起こりやすい。
過去の災害を教訓とし、常に警戒を怠らないことの重要性を教えてくれる、戒めのことわざです。
秋の日は釣瓶落とし(あきのひはつるべおとし)
意味
秋の日は非常に短く、すぐに暮れること。
井戸の釣瓶(つるべ)が落ちるように、あっという間に日が暮れてしまう秋の夕暮れ時を表現しています。
暑さ寒さも彼岸まで(あつささむさもひがんまで)
意味
暑さや寒さも彼岸の頃には和らぎ、過ごしやすくなる。
春と秋の彼岸を境に、厳しい暑さや寒さが和らぐという季節の移り変わりを示すことわざです。
『ことわざ』暮らしと健康
日々の暮らしを健やかに、そして豊かに送るためには、心身の健康や生活習慣、そしてお金との付き合い方も大切です。
私たちの身近な生活に役立つ知恵や、健康的な日々を送るためのヒントを与えてくれることわざを紹介します。
早起きは三文の徳!しっかり早起きしましょうね。


Oh! 朝、つらいヨ~!
アイちゃんも朝は苦手~。

病は気から(やまいはきから)
意味
病気は気持ちの持ち方によって、良くも悪くもなる。
精神状態が体調に大きく影響を与えます。心の健康のが重要だと教えてくれることわざです。
早起きは三文の徳(はやおきはさんもんのとく)
意味
早起きをすると、何かと良いことがある。
朝早くから活動することで、気分良く一日を有効に使えます。
隣の芝生は青い(となりのしばふはあおい)
意味
他人のものは何でも良く見えること。
他人が持っているものや、他人の状況が、自分より良く見えてしまう人間の心理を示しています。
弘法にも筆の誤り(こうぼうにもふでのあやまり)
意味
書道の達人である弘法大師でさえ筆を誤ることがあるように、どんな名人や専門家でも、時には失敗することがある。
どんなに優れた人でも完璧ではないこと、そして失敗は誰にでもあるということを示したことわざです。
まとめ:ことわざで人生を豊かなものにしましょう!
今回は有名なことわざをまとめてご紹介しました。
ことわざは、短い言葉の中に先人たちの深い知恵や経験が凝縮されていて、私たちの心を整え、人生を豊かにするためのヒントに満ちています。
日々の生活の中で、ふとことわざを思い出し、その意味を考えてみることで、新たな気づきや学びが得られるはずです。